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完全試合|NPB歴代達成者

完全試合とは
 先発投手が一人も出塁させずに9イニング以上で完投勝利すること

2022年4月10日 佐々木朗希投手が28年ぶりの完全試合を達成しました。
本記事では歴代の完全試合達成者について紹介します。

【最終更新】2024年シーズン終了時点

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完全試合達成者

No.投手所属チーム達成年対戦チームスコア球場三振数
1藤本英雄巨人1950年西日本4-0青森7
2武智文雄近鉄1955年大映1-0大阪6
3宮地惟友国鉄1956年広島6-0金沢3
4金田正一国鉄1957年中日1-0中日10
5西村貞朗西鉄1958年東映1-0駒沢6
6島田源太郎大洋1960年阪神1-0川崎3
7森滝義巳国鉄1961年中日1-0後楽園4
8佐々木吉郎大洋1966年広島1-0広島7
9田中勉西鉄1966年南海2-0大阪7
10外木場義郎広島1968年大洋2-0広島16
11佐々木宏一郎近鉄1970年南海3-0大阪4
12高橋善正東映1971年西鉄4-0後楽園1
13八木沢荘六ロッテ1973年太平洋1-0仙台6
14今井雄太郎阪急1978年ロッテ5-0仙台3
15槙原寛己巨人1994年広島6-0福岡ドーム7
16佐々木朗希ロッテ2022年オリックス6-0ZOZOマリン19

長いプロ野球の歴史でわずか16名しか達成していない大記録です。

年度別完全試合達成者数
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1950年~1973年までは2年に1回以上のペースで達成されていたのですが、打撃技術が発達した1980年以降は槙原寛己投手、佐々木朗希投手の2名しか達成していません。

20年間で1名も達成していない計算になります。

ノーヒットノーランが2024年シーズン終了時点で102回達成されていることを考えるとその難易度の高さが伺えます。

最近の完全試合

2022年4月10日 佐々木朗希投手が28年ぶりの完全試合を達成しました。

28年前の1994年には槙原寛己投手が広島カープを相手に達成しています。

著者は運よくZOZOマリンスタジアムで歴史的偉業に立ち会うことができました。

ZOZOマリンにしては風がほとんど吹かない季節外れの暑い1日で、よく言われる強風の影響で変化球の変化量が増加したようなことは無かったと思われます。

160km/h超の速球が当たり前のように投じられる投球に吃驚しましたが、何といっても一番印象に残っているのは10連続奪三振の際に強打者吉田正尚選手にカーブを2球続けたシーンですね。
記録がかかっている場面での大胆な投球に感服しました。

著者の購入した電子チケットのキャプチャーと当日座席から撮影した写真

次の達成者は?

完全試合翌週の4月17日に佐々木朗希投手があわや2試合連続となる8回完全投球、5月6日には中日ドラゴンズの大野雄大投手が10回2アウトまで完全投球するなど投高打低のシーズンの中での記録達成ラッシュも予想されましたが、打線の援護や審判の判定・天候など運にも左右されてしまうため達成は容易ではありません。

佐々木朗希投手はもちろん、ノーヒットノーランを達成した山本由伸投手、安定感抜群の青柳晃洋投手など期待できそうな人材は枚挙に暇がありません。願わくば令和の時代にもう1名達成者が出る事を期待したいですね。

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