完全試合とは
先発投手が一人も出塁させずに9イニング以上で完投勝利すること
2022年4月10日 佐々木朗希投手が28年ぶりの完全試合を達成しました。
本記事では歴代の完全試合達成者について紹介します。
完全試合達成者

長いプロ野球の歴史でわずか16名しか達成していない大記録です。

1950年~1973年までは2年に1回以上のペースで達成されていたのですが、打撃技術が発達した1980年以降は槙原寛己投手、佐々木朗希投手の2名しか達成していません。
20年間で1名も達成していない計算になりますね。
グラフで見るといかに長いあいだ達成者が出なかったか一目瞭然です。
ノーヒットノーランが97回達成されていることを考えるとその難易度の高さが伺えますね。
最近の完全試合
2022年4月10日 佐々木朗希投手が28年ぶりの完全試合を達成しました。
28年前の1994年には槙原寛己投手が広島カープを相手に達成しています。
著者は運よくZOZOマリンスタジアムで歴史的偉業に立ち会うことができました。
ZOZOマリンにしては風がほとんど吹かない季節外れの暑い1日で、よく言われる強風の影響で変化球の変化量が増加したようなことは無かったと思われます。
160km/h超の速球が当たり前のように投じられる投球に吃驚しましたが、何といっても一番印象に残っているのは10連続奪三振の際に強打者吉田正尚選手にカーブを2球続けたシーンですね。
記録がかかっている場面での大胆な投球に感服しました。

次の達成者は?
完全試合翌週の4月17日に佐々木朗希投手があわや2試合連続となる8回完全投球、5月6日には中日ドラゴンズの大野雄大投手が10回2アウトまで完全投球するなど投高打低のシーズンの中での記録達成ラッシュも予想されましたが、打線の援護や審判の判定・天候など運にも左右されてしまうため達成は容易ではありません。
佐々木朗希投手はもちろん、ノーヒットノーランを達成した山本由伸投手、安定感抜群の青柳晃洋投手など期待できそうな人材は枚挙に暇がありません。願わくば令和の時代にもう1名達成者が出る事を期待したいですね。